こんにちは。私は看護師として働きながら、株主優待・高配当株・インデックス投資などを通じて資産を築いてきました。
実際の体験をもとに、初心者でも取り組みやすいお金の増やし方をわかりやすく発信しています。

投資を始めてみたいけど…いきなり株価の値動きで損するのは怖いです。



そう感じる人は多いよ。僕も最初は同じだった。だから最初に挑戦したのは“株主優待株”だったんだ。株を持っているだけで商品券や割引券がもらえるから、初心者でもハードルが低い投資方法だよ
この記事では、僕が20代半ばに購入した株主優待銘柄と、その体験談を紹介します。
投資を始めたきっかけは「株主優待」



まもるさんはどうして投資を始めたんですか?



20代半ばのとき、テレビ番組『月曜から夜ふかし』で桐谷広人さんが株主優待生活を送っているのを見て、『自分もやってみたい!』と憧れたのがきっかけ。投資の知識はゼロだったけど、“優待なら生活に直結するし楽しめるかも”と思って証券口座を開設したんだ。



最初に買ったのはどんな株ですか?



当時よく利用していたスーパー“イオン”だよ。
僕が購入した株主優待銘柄
イオン(2015年購入 @1,800円)
購入理由
当時住んでいた家の近くにイオンがあり、毎日の買い物はほとんどイオン。どうせ使うなら「株主優待カード(オーナーズカード)」で3%キャッシュバックを受けたいと考えて購入しました。
優待内容
- 100株保有で常に3%キャッシュバック
- 半年ごとに返金され、実際にサービスカウンターで現金を受け取れる
結果と売却理由
一人暮らしだったため、半年のキャッシュバックは約3,000円。年間では約6,000円の節約となり、外食1回分がタダになる感覚でした。
オーナーズカードを提示する必要はありましたが、常に3%のキャッシュバックは家計に直結するメリット。さらにイオンラウンジを利用できるのも魅力でした。
しかしコロナ禍でラウンジが閉鎖され、引っ越しで利用頻度も減少。株価が上昇していたタイミングで売却し、利益を確保しました。



イオンのキャッシュバックって、実際どんな感じだったんですか?



返金は半年ごとにサービスカウンターで“現金”でもらえるんだ。3,000円でも“お金が戻ってきた!”と実感できて、すごくワクワクしたよ。



イオンラウンジも気になります!



無料でコーヒーやお菓子がもらえて、ちょっとした“株主カフェ”って感じ。買い物の休憩にすごく便利だった。でも、コロナで閉鎖されてしまって残念だったね。
吉野家(2016年購入 @1,306円)
購入理由
夜勤明けに吉野家をよく利用しており、食事券があれば外食代を節約できると思いました。
優待内容
- 100株保有で3,000円分の食事券(年2回)
- 牛丼・定食に利用可能
結果と売却理由
100株保有で年2回、3,000円分の食事券(年間6,000円分)。
牛丼や定食に利用できたので、夜勤明けの外食費を浮かせられました。
ただし引っ越しで店舗が遠くなり、利用頻度が減ったため売却しました。



優待券で食べる牛丼ってどんな感じでしたか?



本当に格別な体験でしたよ!“投資で得た食事券で食べる牛丼”は、普通の牛丼とはちょっと違う満足感があったんだ。
ヴィレッジヴァンガード(2016年購入 @1,450円)
購入理由
配当利回りが高く、雑貨や本が好きで、実質50%OFFで買える感覚の優待に惹かれて購入。
優待内容
- 1,000円券×10枚(計10,000円分)
- 「2,000円以上の買い物につき1枚利用」という制限あり
結果と現在の状況
毎年1万円分の優待券をもらえるが、「2,000円以上の買い物につき1枚」という制限あり。
制度改悪もあり魅力は減少。ただし子どもの絵本を買うのに使えるため、現在も保有中。



雑貨だけじゃなく、子どもの本にも使えるんですね!



そう。子どもが生まれてからは“絵本の優待券”に変わった感じ。生活スタイルが変わると、優待の使い道も変わるのが面白いところだね。
ヤマダ電機(2016年購入 @550円)
購入理由
家電を年に1回は買うので、買物優待券があれば出費が抑えられると思いました。
優待内容
- 1単元(100株)で3月に500円、9月に1,000円の年2回、1,500円分の買物券(100株で年2回)
- 家電だけでなく日用品も対象
結果と現在の状況
当初は100株で年間1,500円分の買物券がもらえ、家電や日用品に使えて便利でした。
現在は1,000株を保有しており、年2回、合計1万円分の優待券を受け取っています。
長期優待制度は廃止されましたが、大きな家電を買うときに活用できています。



家電を買うときって、どれくらいお得になったんですか?



冷蔵庫や洗濯機みたいな高額商品にまとめて優待券を使うと、実質“数万円割引”になる感覚。中には“4割くらい安く買えた”と思えた買い物もあったよ。
オリックス(2016年購入 @1,703円)
購入理由
「ふるさと優待」と呼ばれるカタログギフトが魅力的だったため購入。配当金も魅力でした。
優待内容
- 食品・生活用品が選べるカタログギフト
- 水族館やレンタカー割引など株主カードもあり
結果と売却理由
「ふるさと優待」と呼ばれるカタログギフトが魅力で購入。食品・日用品など選択肢が多く、毎年の楽しみでした。
しかし2024年で優待が廃止となり、株価上昇時に売却しました。



カタログギフトってやっぱり楽しいですか?



すごく楽しかったよ。“今年は何を選ぼうかな”って家族でワイワイ話せるイベントだった。廃止は残念だったけど、投資をしていたからこそ味わえた経験だね。
優待投資から学んだこと
- 自分の生活に合うかどうかが最重要
- 引っ越しやライフスタイルの変化で「使えない優待」になることもあります。
- 制度改悪や廃止のリスクがある
- オリックスやヴィレッジヴァンガードのように、優待制度は永続的ではありません。
- 優待が心理的安心感をくれる
- 株価が下がっても「どうせ食事券がある」と思えることで、初めての投資でも続けやすかったです。
それでも「投資は楽しい!」と感じさせてくれたのが株主優待でした。
優待は投資初心者にとって「お得を実感できる入口」として最適だと思います。



優待投資を経験して、一番大きな学びは何ですか?



“生活に合うかどうか”だね。よく使うお店の優待は本当に便利だったけど、引っ越したら一気に使えなくなったりしたんだ。



優待ってずっと続くものじゃないんですね?



そう。オリックスのカタログギフトは毎年楽しみだったけど、廃止されてしまった。制度改悪や廃止のリスクは常にあるんだよ。



それでも続けられた理由は何ですか?



株価が下がっても“どうせ食事券があるし”と思える安心感があった。優待は数字以上に“楽しさ”をくれるから、初心者が投資を続けやすい仕組みなんだ。
まとめ
- 株主優待は「生活に直結するリターン」があるので投資初心者におすすめ
- ただしライフスタイルや制度変更の影響を受けやすい
- 投資を「楽しみながら学ぶ」きっかけとしては最高の手段



なるほど!私も普段よく行くお店から始めたら楽しめそうですね



そうだよ。僕自身、この優待投資の経験が“短期売買”“高配当株”“インデックス投資”へつながる第一歩になった。優待はただのお得以上に、“投資を続けるきっかけ”になったんだ。
➡ 続きはこちら 👉 [短期売買で資産を積み上げた20代後半|成功と失敗のリアル](次の記事)
本記事は体験談であり、特定銘柄の推奨ではありません。優待内容や制度は変更・廃止される場合があります。投資判断はご自身でお願いいたします。
よくある質問



初心者はどの優待から探せばいいんですか?



まずは“普段よく使うお店”からだね。スーパー、ドラッグストア、外食、家電量販店とか、日常で使い切れる優待が失敗しにくいよ。
- 利用頻度(自宅や職場の近く、オンライン対応、有効期限)
- 優待の種類(割引券・食事券・キャッシュバック・カタログ)
- 総合利回り(配当+優待の合計の魅力)
- 必要資金と権利確定月
- 長期保有条件(株主番号継続や端株の扱い)



優待廃止って突然あるんですか? どうやって知ればいいですか?



ニュースで知るより、まずは公式情報が大事。
・企業IRサイト
・適時開示(TDnet)
・証券会社アプリの通知
こうしたところでチェックするのが確実だよ。僕も気になる銘柄はフォローして通知を受けてるよ。
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