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【一条工務店】11月の電気代を公開|暖房フル使用でも実質2,200円だった

目次

結論|2025年11月の電気代は7,333円でした

2025年11月の電気代まとめ。支払額7,333円、売電収入5,104円、実質負担2,229円のサマリー
2025年11月の電気代は7,333円で、売電収入5,104円を差し引くと実質負担は2,229円でした。

今月の結論まとめ
・11月の請求額:7,333円
・売電収入:5,104円
・実質負担:約2,200円
・暖房使用ありでも1万円未満を達成

※ 北陸電力アプリ上の実際の請求明細画面です。

「暖房を使い始める11月、電気代はどうなる?」

そう不安に思っていた中、我が家の11月の電気代は7,333円でした。

北陸地方では本格的に暖房を使い始める時期ですが、太陽光発電と蓄電池を活用することで、
電気代を1万円以下に抑えることができました。

さらに、売電収入が5,104円あったため、
実質の自己負担額は「約2,200円」となります。

暖房を我慢せずに普通に生活していても、
光熱費がこの水準で収まったのは
太陽光+蓄電池の組み合わせによる効果が非常に大きいと感じています。

以下では、実際の請求明細・日別データをもとに、
なぜ11月でもこの電気代になったのかを
具体的な数値とグラフで解説していきます。

11月の発電・消費・買電・売電の実データ

2025年11月のエネルギー収支データ。発電784kWh、消費592kWh、売電341kWh、買電199kWh、蓄電池充電237kWh、放電186kWh。
発電量が消費量を大きく上回り、自家消費と売電が優位な電力収支を維持しています。

以下は、アプリから取得した11月の日別実績データをまとめたものです。

晴れた日は30~40kWhまで発電しており、北陸の11月としては十分な発電量です。
暖房使用時期でも消費量は日平均20kWh前後に収まっています。
自家消費を満たしたうえで、
しっかり余剰売電が出ている日が多く見られます。
夜間の買電量は日5~7kWh程度に抑制されており、蓄電池の効果が出ています。
すべてアプリ上の実測値です。
実際の請求・売電の根拠データになります。

まずは、2025年11月の電力データをまとめます。

【11月の月間実績】
・発電量:784kWh
・消費量:592kWh
・売電量:341kWh
・買電量:199kWh
・充電量:237kWh
・放電量:186kWh

11月は北陸エリア特有の曇天日や降雨・降雪が増える時期ですが、晴れた日には30〜40kWh超まで発電できており、発電性能としては十分な結果となりました。

消費電力量は日平均20kWh前後で安定しており、
暖房運転を開始した時期でも
大きな消費増にはつながっていません。

結果として、売電量が買電量を大きく上回り、
電力収支は「自家消費+売電が優位」という状態を
11月も維持できました。

北陸の11月でこの結果が出た理由

北陸の11月でも好結果を支えた3つの要因。大容量太陽光、高性能住宅、蓄電池活用をアイコンで解説した図。
大容量太陽光、高性能住宅、蓄電池の3つが連携し、冬前の北陸でも高いエネルギー収支を実現しています。

「北陸は冬は発電しない」と言われがちですが、実データを見ると必ずしもそうではありません。

北陸の11月は、曇天や雨天が増え「太陽光は発電できない」というイメージを持たれがちです。
しかし、実際のデータを見ると十分に発電できており、
今月も784kWhもの発電量を確保できました。

この結果が出ている理由は、主に次の3点です。

STEP
太陽光の容量が11.75kWと大きいこと

曇りの日は出力が大きく落ち込みますが、
容量がある分「ゼロ発電」にならず、
日中を通して一定量の発電を維持できています。

STEP
住宅性能の高さ

一条工務店の高断熱・高気密仕様により、
暖房を使っていても消費電力量が大きく増えにくく、
11月の消費は月592kWhに収まりました。
日平均にすると約20kWhで、
寒冷期としてはかなり低い水準です。

STEP
蓄電池7.04kWhの存在

日中に余った電力を貯め、
夜間の使用に回すことで買電量を最小化しています。

実際、11月の放電量は186kWhに達しており、
これだけの電力を自家消費できた計算になります。
もし蓄電池がなければ、
この分をすべて買電する必要があり、
電気代は大きく跳ね上がっていたでしょう。

11月に電気代を抑えられた3つの要因

・太陽光11.75kWの大容量で曇天日も発電ゼロを防止
・高断熱住宅で暖房使用時でも消費を抑制
・蓄電池7.04kWhで夜間の買電を大幅削減

蓄電池あり/なしの差を実測比較

蓄電池がなかった場合の買電量比較グラフ。199kWhから385kWhへ増加し、追加負担は約5,580円になる試算。
蓄電池がなければ買電量は約186kWh増加し、11月だけで約5,580円の追加負担が発生する計算です。

実データをもとに「もし蓄電池がなかった場合」をシミュレーションしてみます。

11月の放電量は186kWhでした。

これは、蓄電池から家庭内消費に回された電力量で、
本来であればすべて電力会社から購入する必要のあった分になります。

仮に蓄電池がなかった場合、
この186kWhは追加で買電することになり、
11月の買電量は

199kWh+186kWh=約385kWh

まで増えていました。

電気料金の実質単価を約30円/kWhで計算すると、
追加負担は

186kWh × 30円 = 約5,580円

となります。

つまり、蓄電池のおかげで
11月だけで約5,000~6,000円分の電気代を削減できた
計算になります。

売電収入5,104円と合わせると、

・売電:約5,100円の収入
・蓄電池:約5,500円の節約

合計月1万円相当のエネルギー効果を生み出していることになります。

暖房を使い始める11月という条件下でも、
蓄電池は十分に費用対効果を発揮していると言える結果です。

蓄電池の実測効果(11月)

・放電量:186kWh
・想定節約額:約5,500円
・売電との合算効果:月1万円相当

→ 蓄電池は“保険”ではなく“節約装置”として機能しています。

よくある疑問Q&A

最後に、北陸エリアで太陽光・蓄電池を検討している方から
特によく聞かれる疑問へ答えていきます。

Q1. 北陸は曇りや雪が多いけど、太陽光って意味ある?

結論、十分意味があります。

11月でも我が家は発電量784kWhを記録しており、
晴れた日は30〜40kWh以上発電できる日もありました。

もちろん真夏のピーク発電とは比べられませんが、
「曇りだから発電しない」ということはなく、
大容量の太陽光であれば実用レベルの電力は確保できます。

Q2. 暖房を使っていると電気代は跳ね上がらない?

我が家は全館床暖房を使用していますが、
11月の消費電力は592kWhに収まり、
日平均で約20kWhとかなり安定しています。

これは、高断熱・高気密住宅により、
暖房の効率が非常に高いためです。

断熱性能が確保されていれば、
暖房の電気代が極端に高騰する状況は発生しにくくなります。

Q3. 蓄電池は本当に元が取れる?

少なくとも11月のデータでは、
月約5,500円の電気代削減効果が出ています。

売電と合わせると、
月トータルで約1万円相当の経済効果です。

これを年単位で見ると、
十分に回収が見込める水準であり、
「非常用設備」ではなく
「電気代削減装置」として実際に機能していると言えます。

Q4. 太陽光だけで蓄電池なしでもいい?

蓄電池がない場合、

・日中 → 売電
・夜間 → 買電

という電力構成になります。

結果として「売って安く・買って高く」という
逆ザヤ構造が生まれるため、
電力収支は不利になります。

電気代の削減を本気で考えるなら、
太陽光+蓄電池の併用が最適解です。

まとめ|11月でも太陽光は十分回収できる

2025年11月の電気代とエネルギー収支の最終まとめ。請求額7,333円、売電5,104円、実質負担約2,200円。
北陸の冬前でも、太陽光・高断熱住宅・蓄電池の組み合わせによりエネルギー収支は黒字化できます。

太陽光・蓄電池を最大限活かすためには、
設備容量の選び方や住宅性能の考え方が非常に重要になります。

我が家が実際に導入した設備の詳細や、
建築時にこだわったポイントはこちらの記事で詳しくまとめています。

▼ 関連記事

2025年11月の実績から、北陸エリアでも
太陽光発電+蓄電池は十分に効果を発揮することが
実データで確認できました。

あらためて、今月のポイントをまとめます。

・請求電気代:7,333円
・売電収入:5,104円
・実質負担:およそ2,200円
・蓄電池による節約効果:およそ5,500円

暖房を通常どおり使用していても、
光熱費をここまで抑えられたのは、

「大容量太陽光 × 高断熱住宅 × 蓄電池」

この組み合わせがしっかり機能しているためです。

北陸は日照条件が厳しい地域と言われますが、
設備容量と住宅性能をきちんと確保すれば、
発電量も電気代削減効果も十分に実用レベルに達します。

これから家づくりを検討される方、
太陽光や蓄電池の導入で悩んでいる方にとって、
今回のデータが一つの実例・判断材料になれば幸いです。

11月の結論まとめ

・北陸の冬前でも太陽光は十分発電できる
・蓄電池は電気代削減にしっかり貢献する
・設備選定と住宅性能が結果を左右する

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