目次
はじめに

「秋なのに電気代が高すぎて家計を圧迫していませんか?」
理由は断熱等級7の高性能住宅に加え、11.75kWの太陽光と7.04kWhの蓄電池をフル活用しているから。一次データ(電気明細・発電記録)も公開しています。
この記事を読むことで、全国平均1.3万円の夏の電気代と比べてどれほど差が出るのか、太陽光+蓄電池でどこまで削減できるのか がわかります。
9月の電気代と収支の結論
結論から言うと、9月は電気代3,926円、売電収入13,792円で実質+9,866円でした。
- 買電量:50kWh(3,926円)
- 売電量:862kWh(13,792円 @約16円/kWh)
- 実質収支:+9,866円(=売電 − 電気代)


昼間・ウィーク・夜間の買電はそれぞれ2kWh、2kWh、46kWhと夜間中心の消費となっています。


前月に続きプラス収支を維持しています。
ポイント
- 月の電気代は事実上“±ゼロ以下”(黒字化)
- 太陽光+売電でむしろ家計がプラスに
- 高性能住宅との相乗効果が大きい
発電・消費データの詳細
9月は天候の波がありつつも、月間発電は約1,210kWhを確保。
- 平均日発電量:晴天日で60〜70kWh台、悪天候日は20〜30kWh台
- 家庭内消費:1日平均16〜20kWh前後で安定
- 売電:晴天日は40kWh超の日も多数
➡ エアコンを24時間運転(後述)しても、日中は自家発電でほぼ賄えました。




8月と同様にエアコンを連続稼働しても安定した省エネ運用ができました。


天候の影響で変動はあるものの、月間862kWhの売電量を記録しました。
注意点
- 雨天や曇天が続くと発電・売電は大きく減少
- 蓄電池があることで夜間買電を最小化できている
我が家の生活スタイルと電気使用の関係
- エアコン:日中23℃、夜間24℃で8月と同様にほぼ毎日24時間稼働
- 給湯:ソーラーモード
- 家事:自炊・毎日入浴、洗濯+乾燥1回/日、洗濯のみ1回/日、食洗機1回/日
- 除湿機:必要時に4時間
よくある疑問
「エアコンを24時間つけっぱなしにしても電気代が安いの?」
→ 高断熱住宅 × 太陽光 × 蓄電池の組み合わせなら、昼間の発電で冷房電力を賄い、夜は蓄電池放電で買電を極小化できるため安く抑えられます。
全国平均との比較
総務省「家計調査」等のまとめでは、3人世帯の夏(7〜9月)の電気代平均は約12,700〜13,000円。
項目 | 我が家(9月) | 全国平均(3人世帯・夏) |
---|---|---|
電気代 | 3,926円 | 約12,700〜13,000円 |
実質収支(売電含む) | +9,866円 | −13,000円前後(支出のみ) |
➡ 我が家は全国平均に比べ、約1.7万円以上の差。
やってはいけない勘違い
「太陽光を導入すれば誰でも同じ収支になる」
→ 屋根の向き・地域の日射量・設備容量・電力プランによって結果は大きく変わります。
蓄電池の効果(運用のコツ)
- 夜間平均7kWh前後を放電し、買電を月50kWhに抑制
- 昼の余剰を充電 → 夕〜夜と明け方に自家消費
- ポイント:夜間の安価時間帯に必要分だけ充電しすぎない設定最適化
重要:政府の電気代補助金“終了”による影響
2025年10月から燃料費高騰対策の電気料金補助が終了。
これまで1kWhあたり数円の補助で抑えられていた料金が、今後は上昇傾向になる可能性があります。
- 太陽光・蓄電池のある家庭は影響を相対的に抑えやすい
- とくに冬期の暖房負荷が増えるため、来月以降の推移を引き続き検証予定
まとめ:太陽光+高性能住宅で「電気代は資産」に
- 電気代:3,926円(買電50kWh)
- 売電収入:13,792円(売電862kWh)
- 実質収支:+9,866円 と大幅黒字
- 快適性:エアコン24℃でも長袖パジャマで快眠
- 今後:補助金終了により上昇余地あり → データで継続検証
この差は年間にすると十数万円規模。
「電気代が資産に変わる暮らし」 を、北陸の9月でも達成できました。
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